タイ/HIDAKA YOOKOO ENTERPRISES(金属リサイクル業)
神田外語大学卒業後、日本語教師としてタイ・ラヨーン県ラヨーンウィッタヤーコム高校に勤務。2007年に帰国しフラワーコーディネーターとして活躍。2010年再度タイに渡り、現在の会社へ入社。2011年よりアユタヤ工場長として勤務。
タイの日高洋行エンタープライズという会社で、工場長として働いています。仕事内容は主に鉄・非鉄(金属だけど鉄ではないもの)のリサイクルです。タイでは車や電気製品関連を製造している日系企業が増えてきているのですが、製造過程から出てきた鉄くずやスクラップを買い取り、鉄を形成する企業に販売をする業務を行っています。
神田外語大学を卒業してからすぐタイに来て、1年ほど日本語の先生をしていました。それから一度日本に帰国し仕事に就いたのですが、やはりタイで働きたいと思ったんです。この会社と出会ったのは、大学でタイ語を教えてくださった先生の紹介です。先生の知り合いの方がこの会社で働いていたつながりで入社しました。
鉄の入荷量や出荷量の管理、入ってきた鉄に付加価値を付けて転売しています。バラバラに入ってきた鉄をプレスして鉄の塊にして出荷しやすくしたり、お客様が使いやすくするための生産工程の管理、またお客様が要望する出荷量のバランスを調整したりします。スクラップ工場には危険な重機もあり、トラックも毎日走っていますので安全防具をつけてもらうなど、安全管理も行っています。実はタイで創業したローカルな企業なのですが、中身は日系企業と同じクオリティで安全第一としています。
アユタヤ営業所の日本人スタッフは私一人だけなんです。なので現地の方と話すときはもちろんタイ語を使います。毎日タイ語と英語を使っていますね。現地のスタッフやお客様とはタイ語で、その他のお客様や書類は、英語がメインです。ただ、日系企業のお客様は日本人なので、その時は日本語も使いますね。
タイ語でも日本語でも話し方に特に変化はつけていません。ただ、スタッフに注意する時はなるべくやわらかい口調で、くだいて話すようにしています。日本企業の掲げる「安全第一」という考え方がタイの人にとって理解しがたいという所もあるので、なるべく理解してもらうようにしています。
管理職という立場上、時には厳しいことも言わなければなりませんが、スタッフはみんな一生懸命仕事をしてくれていますので尊敬の念を持って接しています。怒る時も人前ではなく個別に呼んで柔らかく説明してわかってもらえるように気をつけています。
書類関係は英語、スタッフとのやりとりはタイ語なので両方の言語ができて良かったと毎日感じています。タイ語がすごくできるというだけでは、働くことは難しいですね。書類関係やタイ人のお客様へのメールはほとんど英語になるので、英語もやはりある程度できないといけません。その点、神田外語大学のタイ語専攻のダブルメジャーは、海外で働く分には非常にいい勉強になりました。
タイの人はとても明るいです。経済が成長していることもあると思いますが、働いていて気持ちがいいですね。気候のよさも影響しているかもしれません。今後も経済は伸びていくと思います。日系企業をはじめ、どんどん欧米やアジア諸国の企業が入ってきていますのでビジネスチャンスはまだまだありますし、自分の能力を試すフィールドは広がっていくのではないでしょうか。
私が働いている会社は鉄のリサイクルをしているので、製造業の会社から鉄のスクラップをもらいます。鉄のスクラップの量が増える=生産が増えているということなんです。後日ニュースでその会社が伸びていると聞いたりすると、経済の成長をダイレクトに実感できますね。お客様はほとんど日系企業なのですが、それに付随してアジアの近隣諸国で車のパーツや製鉄を行う企業もできていますので、アジア全体が盛り上がっている感じがしています。
日本では僕くらいの年齢だと、営業やマーケティングの平社員として働いている人が多いと思います。でも、タイではいきなり管理職に就き、工場の全従業員の生活を預かる立場になりました。コスト管理から利益を出し、この利益が従業員の給料になるのだと思うと仕事の大きさにやりがいを感じます。うちの会社は6つの工場を持ち、50~60人、中には100人ほど働いている工場もあるのですが、一人で工場を管理することで、まるで会社を経営するような感覚を得られるのも魅力的ですね。
どこでも、どんな業種でも、仕事は人との関係で成り立っていると思いますので、部下や上司、お客様を含めた人との関係を何よりも大切に尊重していきたいですね。
年に2件ほどは新規のお客様を獲得したいですね(笑)。それに伴い、良い従業員も入れて会社をまわして行きたいです。長期的な夢としては、ここで学んだスキルや考え方、タイ人とのコミュニケーションを活かして自分でビジネスをしたいと思っています。
当時はタイ語を勉強している人も少なく、日本とタイとの関係も世間ではあまり知られていませんでした。しかし、日本とタイの皇室は深い関係にあったり、旅行客も多かったので、タイ語を勉強しておけば就職に有利ではないかと思ったんです。
19歳のときに神田外語大学に入学したのですが、これから生きていく上で人生をより良くするための基礎を学んだ気がします。大学で他の国の言葉や文化を学ぶ姿勢が、仕事をする上でも役立っている気がします。神田外語大学は海外で勉強するのと同じクオリティで語学の勉強ができるところです。外国人の先生が多く、少人数制で学べるので海外の大学と変わらないと思いますよ。
そうですね、実際に世界が小さくなっていると感じます。航空券も安くなって海外旅行も気軽に行けますし、海外で働く日本人や日本で働く海外の方も増えてきています。その中で外国人の方とコミュニケーションをとる機会は増えてきますので、仕事をしていくうえで英語を使うことが必須になってくるかもしれません。英語ができることは有利になるので、高い意識と先見の明を持って、英語や他の言語を勉強してください。明るい未来が待っていると思います。そして、思っているだけでは何も始まりません。海外で働きたいのならば、ベーシックとなる語学をきちんと学んで使えるようにしてください。今のうちにみっちり勉強しておくと将来にとんでもない利子がついてきます。だから、今の時間を勉強に投資して欲しいですね(笑)。
現在と未来はつながっています。今現在やりたいこと、勉強したいことに打ち込むと、未来に良いものが待っています。これは輪廻の考えでタイ語で「ガァン」というものです。勉強中の方、勉強しようとしている方、今を大切に頑張っていただけたらと思います。
タイの日高洋行エンタープライズという会社で、工場長として働いています。仕事内容は主に鉄・非鉄(金属だけど鉄ではないもの)のリサイクルです。タイでは車や電気製品関連を製造している日系企業が増えてきているのですが、製造過程から出てきた鉄くずやスクラップを買い取り、鉄を形成する企業に販売をする業務を行っています。
神田外語大学を卒業してからすぐタイに来て、1年ほど日本語の先生をしていました。それから一度日本に帰国し仕事に就いたのですが、やはりタイで働きたいと思ったんです。この会社と出会ったのは、大学でタイ語を教えてくださった先生の紹介です。先生の知り合いの方がこの会社で働いていたつながりで入社しました。
鉄の入荷量や出荷量の管理、入ってきた鉄に付加価値を付けて転売しています。バラバラに入ってきた鉄をプレスして鉄の塊にして出荷しやすくしたり、お客様が使いやすくするための生産工程の管理、またお客様が要望する出荷量のバランスを調整したりします。スクラップ工場には危険な重機もあり、トラックも毎日走っていますので安全防具をつけてもらうなど、安全管理も行っています。実はタイで創業したローカルな企業なのですが、中身は日系企業と同じクオリティで安全第一としています。
アユタヤ営業所の日本人スタッフは私一人だけなんです。なので現地の方と話すときはもちろんタイ語を使います。毎日タイ語と英語を使っていますね。現地のスタッフやお客様とはタイ語で、その他のお客様や書類は、英語がメインです。ただ、日系企業のお客様は日本人なので、その時は日本語も使いますね。
タイ語でも日本語でも話し方に特に変化はつけていません。ただ、スタッフに注意する時はなるべくやわらかい口調で、くだいて話すようにしています。日本企業の掲げる「安全第一」という考え方がタイの人にとって理解しがたいという所もあるので、なるべく理解してもらうようにしています。
管理職という立場上、時には厳しいことも言わなければなりませんが、スタッフはみんな一生懸命仕事をしてくれていますので尊敬の念を持って接しています。怒る時も人前ではなく個別に呼んで柔らかく説明してわかってもらえるように気をつけています。
書類関係は英語、スタッフとのやりとりはタイ語なので両方の言語ができて良かったと毎日感じています。タイ語がすごくできるというだけでは、働くことは難しいですね。書類関係やタイ人のお客様へのメールはほとんど英語になるので、英語もやはりある程度できないといけません。その点、神田外語大学のタイ語専攻のダブルメジャーは、海外で働く分には非常にいい勉強になりました。
タイの人はとても明るいです。経済が成長していることもあると思いますが、働いていて気持ちがいいですね。気候のよさも影響しているかもしれません。今後も経済は伸びていくと思います。日系企業をはじめ、どんどん欧米やアジア諸国の企業が入ってきていますのでビジネスチャンスはまだまだありますし、自分の能力を試すフィールドは広がっていくのではないでしょうか。
私が働いている会社は鉄のリサイクルをしているので、製造業の会社から鉄のスクラップをもらいます。鉄のスクラップの量が増える=生産が増えているということなんです。後日ニュースでその会社が伸びていると聞いたりすると、経済の成長をダイレクトに実感できますね。お客様はほとんど日系企業なのですが、それに付随してアジアの近隣諸国で車のパーツや製鉄を行う企業もできていますので、アジア全体が盛り上がっている感じがしています。
日本では僕くらいの年齢だと、営業やマーケティングの平社員として働いている人が多いと思います。でも、タイではいきなり管理職に就き、工場の全従業員の生活を預かる立場になりました。コスト管理から利益を出し、この利益が従業員の給料になるのだと思うと仕事の大きさにやりがいを感じます。うちの会社は6つの工場を持ち、50~60人、中には100人ほど働いている工場もあるのですが、一人で工場を管理することで、まるで会社を経営するような感覚を得られるのも魅力的ですね。
どこでも、どんな業種でも、仕事は人との関係で成り立っていると思いますので、部下や上司、お客様を含めた人との関係を何よりも大切に尊重していきたいですね。
年に2件ほどは新規のお客様を獲得したいですね(笑)。それに伴い、良い従業員も入れて会社をまわして行きたいです。長期的な夢としては、ここで学んだスキルや考え方、タイ人とのコミュニケーションを活かして自分でビジネスをしたいと思っています。
当時はタイ語を勉強している人も少なく、日本とタイとの関係も世間ではあまり知られていませんでした。しかし、日本とタイの皇室は深い関係にあったり、旅行客も多かったので、タイ語を勉強しておけば就職に有利ではないかと思ったんです。
19歳のときに神田外語大学に入学したのですが、これから生きていく上で人生をより良くするための基礎を学んだ気がします。大学で他の国の言葉や文化を学ぶ姿勢が、仕事をする上でも役立っている気がします。神田外語大学は海外で勉強するのと同じクオリティで語学の勉強ができるところです。外国人の先生が多く、少人数制で学べるので海外の大学と変わらないと思いますよ。
そうですね、実際に世界が小さくなっていると感じます。航空券も安くなって海外旅行も気軽に行けますし、海外で働く日本人や日本で働く海外の方も増えてきています。その中で外国人の方とコミュニケーションをとる機会は増えてきますので、仕事をしていくうえで英語を使うことが必須になってくるかもしれません。英語ができることは有利になるので、高い意識と先見の明を持って、英語や他の言語を勉強してください。明るい未来が待っていると思います。そして、思っているだけでは何も始まりません。海外で働きたいのならば、ベーシックとなる語学をきちんと学んで使えるようにしてください。今のうちにみっちり勉強しておくと将来にとんでもない利子がついてきます。だから、今の時間を勉強に投資して欲しいですね(笑)。
現在と未来はつながっています。今現在やりたいこと、勉強したいことに打ち込むと、未来に良いものが待っています。これは輪廻の考えでタイ語で「ガァン」というものです。勉強中の方、勉強しようとしている方、今を大切に頑張っていただけたらと思います。