インドネシア/PAPAYA FRESH GALERRY(日系スーパーマーケット)
2007年、卒業後現在の会社に入社、1ヶ月の研修の後、フロアマネージャーとしてバリ支店に勤務。2009年2月、ジャカルタへ異動、航空便・船便の輸入担当、商品開発兼任。2010年6月、ジャカルタ2号店の店長就任、商品開発、輸入許可申請業務兼任。現在に至る。
インドネシアの首都ジャカルタの日本食スーパー「パパイヤ」で店長をしています。品質管理の仕事が中心で、入ってくる商品の品質・数量を確認したり、店舗スタッフのマネジメント、商品の開発をしています。日本人のお客様を中心に、おいしく食べていただける商品を作ろうと開発にも力を入れています。
思っていたより幅広い仕事ができるので楽しいですね。特に一年位前に作った「ウコン」のドリンクは好評でした。インドネシアはうこんが安く手に入ることもあり、現地で作ったんですよ。商品は男性のお客様中心に売れています。現地の新聞にも載せていただき、次のやる気につながりました。
日本人の食生活に欠かせない豆腐や納豆を中心に、お菓子やドリンクにも力を入れています。商品化のアイディアがあるものを見つけては開発に取り掛かり、原材料から探して作ってくれる工場やサプライヤーと協力して進めて行きます。
まずは品質管理をチェックし、少しでも悪いものがあれば原因を聞いて管理します。またスタッフからプロモーションのプランを出してもらうこともあります。たとえばインドネシアの果物など、私には季節にあわせた旬の物があまりわからないのですが「今はマンゴーが旬なので、安く売りたい」とか、「パパイヤがダイエットに効く」という情報を手に入れた子がいて、販売に繋げたりしています。
この店舗は半年ぐらいです(取材時)。一番はじめにバリ島で一年半ぐらい働き、社内の異動がありジャカルタの1号店で一年半、そのあとこちら(ジャカルタ2号店)に来ました。
バリ島に配属された時は、旅行で来たことがあったので楽しみな反面、「リゾート地で働くってどんな感じかな?」と思いました。でも楽しみの方が大きかったですね。
そうですね。指示を出すにも、彼らのアイディアを聞くにも言葉が通じなければ、持っているものを引き出せませんので。もちろん英語でお仕事をすることもあります。韓国やシンガポールから来るサプライヤーとの商談、またお客様の中にも欧米の方がおられますので、英語を使うことも多いです。
大学で勉強したインドネシア語の基礎はもちろん役に立っていますし、業界に入って学んだ言葉もすごく多いと思います。仕事では教科書に出てこない言葉も使われるので、毎回スタッフに聞いて、文房具の名前とか発泡スチロールの言い方とか、教えてもらっています(笑)。
今働いているスーパーは日本人が約9割住んでいるアパートに併設されていますので、日本人のお客様は非常に多ですね。1日約300人前後のお客様がいらっしゃいますが、6割ぐらいが日本人のお客様なので、日本語も日常的に使います。
インドネシアは日本とは宗教も文化も違います。たとえば、イスラム教徒の方は他人に対して左手を使ってはいけないとか(物やお金は右手で渡します)、人前で怒ってはいけないとか、タブーがあるのですが、日本人の私としては、最初はなかなか慣れない部分も多かったです。
多くのお客様の要望に応えることができたり、多くの国のサプライヤーの方から商品の情報を手に入れることができる点ですね。話せる言葉が多いことに越したことはないですね。
元々英語ともう一言語やりたいと思っていたら、たまたまテレビでインドネシアのことをやっていました。みんな底抜けに明るくて面白そうな国だなと思って。それがきっかけです。大学に入ってから初めて本格的に勉強しましたね。
インドネシア語は「簡単で覚えやすい言語」と言われているのですが、発音ですとか、文法など難しい部分もるんです。でも、ホームステイ先などで自分の言っていることが伝わるとさらにやる気が出て、もっと深く学ぼうという気になりました。1年生のときはひたすら基礎を勉強して、2年生からはメディアやテレビで使えるような言葉を覚え、会話もさらに深めていきました。3年生以降は先生が選んでくれたインドネシア語の新聞や古典作品を読んでいることが多かったです。
インドネシアで働きたかったので、就職活動は現地一本に絞りました。大学4年の2月にインドネシアに飛び、面接を受けました。他の大手日系企業さんからもいくつか内定を頂いたのですが、ほとんどの企業でインドネシア語と英語が面接内容に入っていましたね。
今の会社は社内が自由で、自分の持っているアイディアを生かせる機会が多く、商品開発や契約農家との交渉など、大学を出たばかりの私にもチャンスを与えてくれるのでやりがいを感じます。今の社長が面白い人で「この社長と一緒に仕事をしてみたいな」と思ったのが大きかったですね。
全然えらそうじゃないのと、入社の面接のときに「ノミ」の話をしていて、「ノミというのはマッチ箱の中に入れると、マッチ箱の高さしか飛べなくなるんだ。外に出してやるといっぱい飛べるようになるから、一緒に飛ばないか(笑)」と、とにかく面白かったですね。「自分の限界を自分で決めないで、もっと海外に出て働きなさい」と言ってくれたので、いい社長だなと思って。
一つは現地スタッフとのかかわり方です。インドネシアは宗教色の濃い国で、最初のバリ島はヒンドゥー教の人が圧倒的に多く、お祭りとかタブーもかなりありました。そのあとジャカルタへ来ると、今度はイスラムの方が非常に多かったのでその違いにびっくりしました。二つ目は、私自身が接客の仕方をあまり知らなかったので、お客様にご迷惑かけてしまったこともありましたね。 インドネシアは食品の豊富な国なので、まだまだビジネスチャンスがあると思うので、良い商品を作っていけたらと思います。
いろんな国からいらしているお客様が多いので、自分の常識は通用しないと思っています。私の中で当たり前だと思っていることも、他の国の方からすれば違ったりしますし、逆もまたあります。固定観念を持たないように、そしていつも笑顔でいられるようにしています。
自分のフィールドを広げていければと思います。今は食品のみですが、契約農家を開拓したり、もっとお土産になるものを作ったりしていきたいです。
インドネシアは、民族も宗教も多種多様な国で、本当に飽きないです。毎日発見があります。みんな底抜けに明るく、ちょっとのことでめげないので一緒にいて元気をもらえる国ですね!
インドネシアの首都ジャカルタの日本食スーパー「パパイヤ」で店長をしています。品質管理の仕事が中心で、入ってくる商品の品質・数量を確認したり、店舗スタッフのマネジメント、商品の開発をしています。日本人のお客様を中心に、おいしく食べていただける商品を作ろうと開発にも力を入れています。
思っていたより幅広い仕事ができるので楽しいですね。特に一年位前に作った「ウコン」のドリンクは好評でした。インドネシアはうこんが安く手に入ることもあり、現地で作ったんですよ。商品は男性のお客様中心に売れています。現地の新聞にも載せていただき、次のやる気につながりました。
日本人の食生活に欠かせない豆腐や納豆を中心に、お菓子やドリンクにも力を入れています。商品化のアイディアがあるものを見つけては開発に取り掛かり、原材料から探して作ってくれる工場やサプライヤーと協力して進めて行きます。
まずは品質管理をチェックし、少しでも悪いものがあれば原因を聞いて管理します。またスタッフからプロモーションのプランを出してもらうこともあります。たとえばインドネシアの果物など、私には季節にあわせた旬の物があまりわからないのですが「今はマンゴーが旬なので、安く売りたい」とか、「パパイヤがダイエットに効く」という情報を手に入れた子がいて、販売に繋げたりしています。
この店舗は半年ぐらいです(取材時)。一番はじめにバリ島で一年半ぐらい働き、社内の異動がありジャカルタの1号店で一年半、そのあとこちら(ジャカルタ2号店)に来ました。
バリ島に配属された時は、旅行で来たことがあったので楽しみな反面、「リゾート地で働くってどんな感じかな?」と思いました。でも楽しみの方が大きかったですね。
そうですね。指示を出すにも、彼らのアイディアを聞くにも言葉が通じなければ、持っているものを引き出せませんので。もちろん英語でお仕事をすることもあります。韓国やシンガポールから来るサプライヤーとの商談、またお客様の中にも欧米の方がおられますので、英語を使うことも多いです。
大学で勉強したインドネシア語の基礎はもちろん役に立っていますし、業界に入って学んだ言葉もすごく多いと思います。仕事では教科書に出てこない言葉も使われるので、毎回スタッフに聞いて、文房具の名前とか発泡スチロールの言い方とか、教えてもらっています(笑)。
今働いているスーパーは日本人が約9割住んでいるアパートに併設されていますので、日本人のお客様は非常に多ですね。1日約300人前後のお客様がいらっしゃいますが、6割ぐらいが日本人のお客様なので、日本語も日常的に使います。
インドネシアは日本とは宗教も文化も違います。たとえば、イスラム教徒の方は他人に対して左手を使ってはいけないとか(物やお金は右手で渡します)、人前で怒ってはいけないとか、タブーがあるのですが、日本人の私としては、最初はなかなか慣れない部分も多かったです。
多くのお客様の要望に応えることができたり、多くの国のサプライヤーの方から商品の情報を手に入れることができる点ですね。話せる言葉が多いことに越したことはないですね。
元々英語ともう一言語やりたいと思っていたら、たまたまテレビでインドネシアのことをやっていました。みんな底抜けに明るくて面白そうな国だなと思って。それがきっかけです。大学に入ってから初めて本格的に勉強しましたね。
インドネシア語は「簡単で覚えやすい言語」と言われているのですが、発音ですとか、文法など難しい部分もるんです。でも、ホームステイ先などで自分の言っていることが伝わるとさらにやる気が出て、もっと深く学ぼうという気になりました。1年生のときはひたすら基礎を勉強して、2年生からはメディアやテレビで使えるような言葉を覚え、会話もさらに深めていきました。3年生以降は先生が選んでくれたインドネシア語の新聞や古典作品を読んでいることが多かったです。
インドネシアで働きたかったので、就職活動は現地一本に絞りました。大学4年の2月にインドネシアに飛び、面接を受けました。他の大手日系企業さんからもいくつか内定を頂いたのですが、ほとんどの企業でインドネシア語と英語が面接内容に入っていましたね。
今の会社は社内が自由で、自分の持っているアイディアを生かせる機会が多く、商品開発や契約農家との交渉など、大学を出たばかりの私にもチャンスを与えてくれるのでやりがいを感じます。今の社長が面白い人で「この社長と一緒に仕事をしてみたいな」と思ったのが大きかったですね。
全然えらそうじゃないのと、入社の面接のときに「ノミ」の話をしていて、「ノミというのはマッチ箱の中に入れると、マッチ箱の高さしか飛べなくなるんだ。外に出してやるといっぱい飛べるようになるから、一緒に飛ばないか(笑)」と、とにかく面白かったですね。「自分の限界を自分で決めないで、もっと海外に出て働きなさい」と言ってくれたので、いい社長だなと思って。
一つは現地スタッフとのかかわり方です。インドネシアは宗教色の濃い国で、最初のバリ島はヒンドゥー教の人が圧倒的に多く、お祭りとかタブーもかなりありました。そのあとジャカルタへ来ると、今度はイスラムの方が非常に多かったのでその違いにびっくりしました。二つ目は、私自身が接客の仕方をあまり知らなかったので、お客様にご迷惑かけてしまったこともありましたね。 インドネシアは食品の豊富な国なので、まだまだビジネスチャンスがあると思うので、良い商品を作っていけたらと思います。
いろんな国からいらしているお客様が多いので、自分の常識は通用しないと思っています。私の中で当たり前だと思っていることも、他の国の方からすれば違ったりしますし、逆もまたあります。固定観念を持たないように、そしていつも笑顔でいられるようにしています。
自分のフィールドを広げていければと思います。今は食品のみですが、契約農家を開拓したり、もっとお土産になるものを作ったりしていきたいです。
インドネシアは、民族も宗教も多種多様な国で、本当に飽きないです。毎日発見があります。みんな底抜けに明るく、ちょっとのことでめげないので一緒にいて元気をもらえる国ですね!