シンガポール/コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド(商社)
神田外語大学卒業後、2007年4月Cornes & Co., Ltd. に入社。横浜海図チームへ配属となり、国内で営業担当となる。2010年2月、シンガポールオフィス設立のため、単身シンガポールへ渡る。現地で営業を続けながら、2010年12月、現地法人となるCornes Singapore Pte Ltdを設立。2011年4月から出向の形をとり、現在に至る。
日本の商社コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドで働いており、出向でシンガポールにきています。船会社向けに「海図」を販売しています。皆さんあまり普段目にすることはないと思いますが、海図というのは船で使うもの。海の水深や灯台の情報などが書かれていて、世界中の船が海図を使って航海をしています。その海図を船会社に販売しています。
皆さんが目にするタンカーやコンテナ船のほか、様々な種類の船が海図を使って航海をしています。シンガポールにはだいたい700社ぐらいの船会社があって、おそらく今この時間も約1000隻ぐらいの船が次に向かう港の指示待ちを、ここシンガポールの沖合でしています。
基本的には既存のお客様がいらっしゃるのですが、700社の中から新規のお客様をアポなしで訪問し、受付で自己紹介をして営業をスタートするケースもあります。
シンガポールは人口500万人ぐらい、そのうち80パーセントが中華系で、残りの20パーセントはインド人、マレー人、そして欧米系、日本人という多国籍国家です。いろんな人種の方を相手に仕事ができるのは魅力ですね。インドに行かなくてもインドの雰囲気を感じたり、中国に行かなくても中国にいる感覚になります。さまざまな国の雰囲気を小さい島の中で味わえるのがいいですね。
日本にいる時は、日本人のお客様に営業をしていたので、だいたい反応を見ればどのくらい購入されるのかが分かりました。こちらではシンガポール人やインド人に英語で営業をかけますが、その場では「買いたい」と言っても、オフィスから離れてメールでやり取りをすると「やっぱりいらない」となることもあります。まだ相手の文化を完璧に理解できていないところもあるかもしれません。ニュアンス的なものや、行間を読みとるところはなかなか難しいですね。
90パーセントぐらいは英語ですね。日本にいる時も仕事で英語を使っていましたが、こちらに来てからその割合が上がりました。
英語が話せないと海外では働きづらいです。世界の言語のスタンダードとして、英語が使えればどんな人ともコミュニケーション取れるので、英語は学ぶべきだと思います。
英語は今もしゃべれません(笑)。大学の4年間をみると、英語に対する慣れというのがぐっと高まったのがよかったですね。どこで誰に会ってもコミュニケーションを取るのに怖気づかないというか。ビジネス文章など専門用語は、会社に入ってからスキルとしてあがってきたなという感じがします。
神田外語大学の授業にはしっかり出ていました。そして外国に行くのが好きだったので、ボランティアサークル(貧困国、被災地、先進国などで、住宅を建てることでコミュニティを築くNGO)に入って海外で活動したり、プライベートで海外旅行をするなど、なるべく英語を使うような機会を積極的に取り入れようとしていました。
また、ネイティブの先生としゃべっていたのはよかったと思います。日本人ではない、異文化で生活してきた人と話をした経験は、今でも生きていますね。
多少違う部分はありますね。こちらは「シングリッシュ」と呼ばれる、英語の発音がシンガポール独特の発音になるものがあるのです。例えば語尾に「ラ~」と付いて、「OKラ~」と言ったりします。ビジネスでは、皆さんスタンダードな英語で対応をしてくださるのですが、日常会話ではかなりシングリッシュが使われるので、最初は聴き取るのが難しいですね。
「シンガポールプロジェクト」と内部で呼ばれている、シンガポールにオフィスを設立する準備を、2010年の2月から2011年3月まで行いました。それに携われたことは本当にいい経験をさせて頂いたと思います。今までは営業しかしていませんでしたが、オフィス探しのための業者さんとの打ち合わせ、IT関係の方との打ち合わせなどを経験しました。シンガポールプロジェクトに携わることで、会社を運営するための必要項目を経験できたと思います。いい経験です。
基本的に人と会うのが好きな人ですね。シンガポールでは、知り合いも友達も誰もいなくても、お客様から紹介を受けることがあります。その時に、誘いを断らずに積極的に人と会う。そういうことの好きな人に向いているでしょうね。
オフィスのセッティングが終わったので、2~3年でしっかりとした営業活動ができる環境を構築したいと思います。5年10年先としては、初めて行った海外の国、タイで働けるような新しい語学力と経験を身につけていきたいですね。
自分の経験値を高めていきたいというのがひとつあります。最初会社に入ったときは、何もわからなかったし、英語もそんなにしゃべれませんでした。しかし、経験・技術・スキルを上達させるために、いろんな場に顔を出して、上司や先輩にいろんな話を聞きました。そういうところから学べるものはたくさんあります。それが経験になって、原動力につながってきたのかなと思います。
自分は、中学高校と英語が好きだったけど、しゃべれない状態で神田外語大学に入学しました。「好きだ!」という気持ちは英語を学ぶ上で一番の原動力になると思うので、その気持ちを持ち続け、根気よく積み重ねていくことが大切です。英語ができることによって、どんな国でも働けるチャンスがあるので、やっていて損は絶対ないですよ!
日本語しかしゃべれないとしたら、1億人ぐらいとしかコミュニケーションが取れない。英語が喋れることによって60億人とコミュニケーションがとれるチャンスが生まれます。そういった意味では、英語を学ぶことで60億人と会話ができるチャンスが生まれます。大学ではネイティブの先生をはじめ、たくさんの外国人と出会いました。今、シンガポールにはさまざまな国の人がいますが、そういう意味では神田外語大学は小さいシンガポールみたいでしたね。いろんな国の人と出会っていろんな言語を使ってしゃべる機会を与えてくれたんです。国際社会に触れあう第一歩だったという気がしますね。
日本の商社コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドで働いており、出向でシンガポールにきています。船会社向けに「海図」を販売しています。皆さんあまり普段目にすることはないと思いますが、海図というのは船で使うもの。海の水深や灯台の情報などが書かれていて、世界中の船が海図を使って航海をしています。その海図を船会社に販売しています。
皆さんが目にするタンカーやコンテナ船のほか、様々な種類の船が海図を使って航海をしています。シンガポールにはだいたい700社ぐらいの船会社があって、おそらく今この時間も約1000隻ぐらいの船が次に向かう港の指示待ちを、ここシンガポールの沖合でしています。
基本的には既存のお客様がいらっしゃるのですが、700社の中から新規のお客様をアポなしで訪問し、受付で自己紹介をして営業をスタートするケースもあります。
シンガポールは人口500万人ぐらい、そのうち80パーセントが中華系で、残りの20パーセントはインド人、マレー人、そして欧米系、日本人という多国籍国家です。いろんな人種の方を相手に仕事ができるのは魅力ですね。インドに行かなくてもインドの雰囲気を感じたり、中国に行かなくても中国にいる感覚になります。さまざまな国の雰囲気を小さい島の中で味わえるのがいいですね。
日本にいる時は、日本人のお客様に営業をしていたので、だいたい反応を見ればどのくらい購入されるのかが分かりました。こちらではシンガポール人やインド人に英語で営業をかけますが、その場では「買いたい」と言っても、オフィスから離れてメールでやり取りをすると「やっぱりいらない」となることもあります。まだ相手の文化を完璧に理解できていないところもあるかもしれません。ニュアンス的なものや、行間を読みとるところはなかなか難しいですね。
90パーセントぐらいは英語ですね。日本にいる時も仕事で英語を使っていましたが、こちらに来てからその割合が上がりました。
英語が話せないと海外では働きづらいです。世界の言語のスタンダードとして、英語が使えればどんな人ともコミュニケーション取れるので、英語は学ぶべきだと思います。
英語は今もしゃべれません(笑)。大学の4年間をみると、英語に対する慣れというのがぐっと高まったのがよかったですね。どこで誰に会ってもコミュニケーションを取るのに怖気づかないというか。ビジネス文章など専門用語は、会社に入ってからスキルとしてあがってきたなという感じがします。
神田外語大学の授業にはしっかり出ていました。そして外国に行くのが好きだったので、ボランティアサークル(貧困国、被災地、先進国などで、住宅を建てることでコミュニティを築くNGO)に入って海外で活動したり、プライベートで海外旅行をするなど、なるべく英語を使うような機会を積極的に取り入れようとしていました。
また、ネイティブの先生としゃべっていたのはよかったと思います。日本人ではない、異文化で生活してきた人と話をした経験は、今でも生きていますね。
多少違う部分はありますね。こちらは「シングリッシュ」と呼ばれる、英語の発音がシンガポール独特の発音になるものがあるのです。例えば語尾に「ラ~」と付いて、「OKラ~」と言ったりします。ビジネスでは、皆さんスタンダードな英語で対応をしてくださるのですが、日常会話ではかなりシングリッシュが使われるので、最初は聴き取るのが難しいですね。
「シンガポールプロジェクト」と内部で呼ばれている、シンガポールにオフィスを設立する準備を、2010年の2月から2011年3月まで行いました。それに携われたことは本当にいい経験をさせて頂いたと思います。今までは営業しかしていませんでしたが、オフィス探しのための業者さんとの打ち合わせ、IT関係の方との打ち合わせなどを経験しました。シンガポールプロジェクトに携わることで、会社を運営するための必要項目を経験できたと思います。いい経験です。
基本的に人と会うのが好きな人ですね。シンガポールでは、知り合いも友達も誰もいなくても、お客様から紹介を受けることがあります。その時に、誘いを断らずに積極的に人と会う。そういうことの好きな人に向いているでしょうね。
オフィスのセッティングが終わったので、2~3年でしっかりとした営業活動ができる環境を構築したいと思います。5年10年先としては、初めて行った海外の国、タイで働けるような新しい語学力と経験を身につけていきたいですね。
自分の経験値を高めていきたいというのがひとつあります。最初会社に入ったときは、何もわからなかったし、英語もそんなにしゃべれませんでした。しかし、経験・技術・スキルを上達させるために、いろんな場に顔を出して、上司や先輩にいろんな話を聞きました。そういうところから学べるものはたくさんあります。それが経験になって、原動力につながってきたのかなと思います。
自分は、中学高校と英語が好きだったけど、しゃべれない状態で神田外語大学に入学しました。「好きだ!」という気持ちは英語を学ぶ上で一番の原動力になると思うので、その気持ちを持ち続け、根気よく積み重ねていくことが大切です。英語ができることによって、どんな国でも働けるチャンスがあるので、やっていて損は絶対ないですよ!
日本語しかしゃべれないとしたら、1億人ぐらいとしかコミュニケーションが取れない。英語が喋れることによって60億人とコミュニケーションがとれるチャンスが生まれます。そういった意味では、英語を学ぶことで60億人と会話ができるチャンスが生まれます。大学ではネイティブの先生をはじめ、たくさんの外国人と出会いました。今、シンガポールにはさまざまな国の人がいますが、そういう意味では神田外語大学は小さいシンガポールみたいでしたね。いろんな国の人と出会っていろんな言語を使ってしゃべる機会を与えてくれたんです。国際社会に触れあう第一歩だったという気がしますね。