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グローバル

アメリカの小麦、中国の大豆、ベトナムのエビ毎日の食材で僕らは“世界”を食べている!

2013.1.23 up

写真を見てみましょう。日本を代表する加工食品であるインスタントラーメンですが、実は世界中から原材料を運んで作っていることがよく分かります。カ口リーベースの食料自給率が40%程度の日本では、あなたが日常的によく食べている食べ物の約6割が海外からやって来た輸入品と考えられるのです。

例えば、日本人は一人当たり年間約3キ口グラムのエビを消費し、その量はなんと世界一!エビフライに換算すると、約70尾も食べていることになります。タイやべトナムから、フライ用パン粉付き製品、天ぷら用尾付きむきエビ、回転寿しのネタなど加工製品であるエビ調整品を大量に輸入して、輸入量は毎年過去最高を更新し続けているほど伸びています。あなたが意識していないだけで、実は毎日の食事を通して世界とつながっているのです!

2008年のリーマンショック以降、ギリシャ経済崩壊や、不安定なユー口、アラブ各国の政権交代などを受け、日本だけでなく世界的に不況だというニュースを見聞きすることが多いでしょう。東日本大震災もあり、日本企業に元気が無いという印象を持っていませんか?確かに不況であることは事実ですが、実は業界全体が黒字の業種もあるんです。

それは「総合商社」です。自給率の低い日本では、小麦や大豆などの穀物から、エビなどの海産物、野菜やフルーツ、スパイスにいたるあらゆる食料を世界中から買い付けてくる商社無しに、私たちの食卓は成立しないのです。

目覚ましい発展を遂げる中国、東南アジア、ブラジルなどの経済力が、輸出入ビジネスを膨らませ、貿易を加速させています。自分たちの食卓を豊かにするために世界を飛び回る仕事をしてみませんか?

Check it out!!

エビ調整品の輪入量&輪入国シェア

80年代後半以降、日本のエビの輸入は急増。加工品では、近年タイが4割を占め、シェアナンバー1の座に。そんな中、中国、ベトナムのシェア率が伸びているところにも注目すべきだ!

小麦のおもな輸入相手国

食料を輸入することは、その農作物を生産するために、他国の国土を利用すること。国土の狭い日本では、小麦の自給率は1割以下。国土の広いアメリカやオーストラリアに頼っている。

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